「あったらいいな」を形にする
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| 業務内容 ■エステティック、アロマテラピーをはじめとする自然療法の普及と啓蒙 ■エステティック・アロマテラピーサロン運営 ■アロマテラピースクール運営 ■自然化粧品・アロマテラピー関連商品販売 ■オーガニックコットンショップ プリスティン運営
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起業しようと思った理由、きっかけ
ほとんど働くことなく結婚し二人の娘に恵まれた27歳の頃、尊敬する父を亡くしました。この時、親として人として何一つ自信が持てるものがなく、自立できていない自分に恐れを感じ、尊敬する両親に少しでも近づくためには、「働くことから始めよう」と思うようになりました。
その頃、肌が弱い私にも使える自然派化粧品の販売を熱心に勧めてくれる方がいて、化粧品販売の仕事を始めました。約11年間化粧品販売をし、その後エステティック、アロマセラピー等自然療法サロンとして29年になります。創業から40年です。
起業して良かったこと
最もよかったことは、内なる自分と出会えたことです。
逃げない、約束を守ろう、誠実でいよう、諦めない、純粋でいよう、感謝をしよう、努力しよう、やめないで続けよう…
それまでの私にはなかったことです。働くことを通して、問題が起きるとダメな自分と直面し、失敗を一つ一つ乗り越えるたびに学びがあり、そして素晴らしい人との出会いに恵まれました。
「会社の成長は社長の人間力で決まる」「会社は社員さんの幸せのためにある」そのことを知ると少しでも人間的に成長したいと強く思うようになりました。
仕事は人を喜ばせるための能力と人間力がつきます。そして働くことは人生を豊かにしてくれます。私は仕事を通して「いかに生きるか」の生き方の基を考えるようになりました。
現在の課題
いくつかありますが、最大の課題はスタッフ教育です。
スタッフが成長したいと思える背景には、労働環境を改善しスタッフを守ることが人材育成には欠かせないと実感しました。
会社が成長しお客様が増え、急激に忙しい時期がありました。業務量に対してスタッフが不足している状態でしたが、お客様のリクエストに応じることを優先してスタッフの労働環境に無理をきたしてしまい、大切なスタッフが退職してしまいました。スタッフが幸せでなければお客様も幸せにできません。スタッフが幸せでなければ私も幸せではありません。
当時は二店舗経営でしたが、スタッフの労働環境を改善するため一店舗を閉じました。会社が成長している時期だったので大きな決断でしたが、捨てることを選択しました。シフトを最優先し、子育てロールモデルを増やすよう改善しました。
今では80％以上が働くママです。女性が結婚、出産、介護を経て働き続けられる、働きがいが持てる職場づくりを目指しています。この10年間は「何のために？」の基を問い続ける期間でした。会社経営は決断の連続です。決断する時はぶれない自分が大切と自分に言い聞かせています。
ご自身のワークライフバランスについて
仕事が遊びの感覚で何事もあまり苦になりません。真剣さを楽しんでいます。誰かの役に立つことを基に、自分にとって興味、関心のあることで「楽しくできそう」が仕事をする判断基準です。
起業当初は子供たちとの楽しい時間を十分取ることができていませんでした。その分今は孫たちが小さいので娘たちのサポートをし、家族みんなで楽しんでいます。仲間たちとオーガニックコットンを作ったり、メイクア・ウイッシュのお手伝いなどし、私だからできるお役にたてることをこれからもチャレンジし楽しみたいと思っています。
何かをはじめたい女性へメッセージ
まず自分が楽しむことが大切だと思います。そしてなりたい自分像を描くといいと思います。そうすると“何のために！”の目的が明確になり揺るぎない信念が育っていくと思います。どこかの監督さんが言っていました、「見送りより空振り三振を評価する」、一度の人生常にトライ（挑戦）したいですね。
